山陰海岸ユネスコ世界ジオパーク

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山陰海岸ジオパーク

マンスリーリレーコラム

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第2回 目標達成期限の2030年まで10年。SDGsを学び始めました。

みなさんこんにちは。4月から推進協議会で専門員として仕事をしている小長谷(おばせ)です。仕事の一つとしてジオサイトの保全状況を確認するモニタリングに参加しています。これまでに蘇武岳や扇ノ山、神鍋山や河合谷高原、猫崎半島や夕日ヶ浦、阿瀬渓谷や白糸の滝、砂丘や棚田などに行き、その景観や地質などを見てきました。美しい景観と多様な地形地質、様々な生き物と人々の暮らしを実際に見て、山陰海岸ジオパークの魅力を多くの人に楽しんでもらいたいと強く思いました。

3月まで勤めていた京丹後市の峰山高校では昨年度、海岸の漂着ごみ問題に生徒と共に取り組みました。大量に漂着する漁具やペットボトル、砂に紛れたマイクロプラスチックを目の当たりにして、世界の海洋ごみ問題の深刻さを感じました。そのような海の現実を出発点にして、山陰海岸ジオパークエリアで学ぶ高校生が持続可能な地球について考え、協力して何かの取り組みができたら素晴らしいなと思いました。

ちょうどその頃(2019年9月)、山陰海岸ジオパークのステップアップ会議として『世界とあなたをつなぐSDGs~2030SDGsカードゲーム体験~』が開催されました(写真)。残念ながら参加できませんでしたが、後日お願いをして峰山高校で2030SDGsカードゲームを実施して頂きました。生徒と一緒にゲームを体験し、ゲームを通して自分と世界の繋がり、自分の行動が世界に影響を与えることに気づきました。本当によくできたゲームであり、またファシリテーターによる解説や振り返りも充実していたので、ぜひ多くの高校生に体験して欲しいと思いました。

今年の8月、このゲームのファシリテーター養成の講習会に参加させてもらい無事に合格することができました。ゲームカードのセットも頂き公認ファシリテーターとしてゲームを実施することができます。SDGsに関心を持っておられる多くの人、とくに探究活動に取り組む中高校生の皆さんにゲームを体験してほしいと思っています。2030年の目標達成を目指して、世界中でSDGsが精力的に取り組まれています。山陰海岸ジオパークでもジオパークに関わる私たちの力でSDGsをもっともっと盛り上げていきましょう。ゲームはできるようになりましたが、私はSDGsについてあまり詳しくありません。これから皆さんにも教えて頂きながら学んでいくつもりです。どうぞよろしくお願いいたします。


投稿者:山陰海岸ジオパーク推進協議会 小長谷 誠

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