山陰海岸ユネスコ世界ジオパーク

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山陰海岸ジオパーク

貴重で美しい地形・地質

貴重で美しい地形・地質

山陰海岸ジオパークでは、さまざまな岩石や地層、多彩な海岸地形、滝や渓谷など、貴重で美しい 地形・地質を観察することができます。

地形・地質学的特徴としては、以下の6つが挙げられます。

地形・地質学的特徴

(1)日本海形成に関わる様々な岩石や地層

(2)日本海沿岸の変化に富んだ海岸地形

(3)日本海形成後も引き続いた火山活動

(4)第四紀における地磁気逆転期の発見サイト(玄武洞玄武岩)

(5)豊富な温泉資源

(6)第四紀地殻変動を示す活断層・海岸段丘

  • ○砂丘・砂州・ラグーン

    鳥取砂丘・井手ヶ浜・小天橋・琴引浜など

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  • ○海食崖・波食棚

    香住海岸・但馬御火浦・浦富海岸など

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  • ○洞門・海食洞

    淀洞門・旭洞門・下荒洞門・日本洞門など

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  • ○海岸段丘

    袖志・筆石・丹後松島・経ヶ岬など

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  • ○火山・山地・高原

    神鍋火山群・鉢伏山・扇ノ山など

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  • ○地層

    猫崎半島・松ヶ崎百層崖(がい)など

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  • ○棚田

    和佐父・貫田・横尾・丹土など

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  • ○断層

    郷村断層・鹿野断層など

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  • ○滝・渓谷

    猿尾滝・霧ヶ滝・雨滝など

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○砂丘・砂州・ラグーン/鳥取砂丘・井出ヶ浜・小天橋・琴引浜 など
【砂丘】

風によって運ばれた砂が溜まってできた丘状の地形。風で砂が流動するのでさまざまな微地形を形成する。鳥取ではラッキョウ、京丹後ではスイカやメロンなどの生育地として活用されている。砂丘独特の水はけのよい土壌は、根菜類を育てるのに適している。

→散策マップはこちら(夕日ヶ浦コース) →散策マップはこちら(鳥取砂丘東コース) →散策マップはこちら(鳥取砂丘西コース) →散策マップはこちら(白兎海岸コース)
【砂州】

水の流れや風によって運ばれた砂が湾口をふさぐような形になったもの


【ラグーン】

砂州が発達してふさがれた湾。(潟湖:せきこ)とも呼ばれる。砂州の上やラグーン周辺は平地が形成されるため、集落地としても活用されやすい(京丹後市久美浜湾など、豊岡市竹野、新温泉町浜坂、鳥取市湖山など)

→散策マップはこちら(かぶと山登山コース) →散策マップはこちら(浜坂・諸寄コース) →散策マップはこちら(湖山池コース)

○海食崖・海食台・波食棚/香住海岸・但馬御火浦・浦富海岸など
【海食崖(かいしょくがい)波食台(はしょくだい)】

波の浸食作用によって形成される崖を海食崖、底面にできた平らな地形を海食台という。潮間帯にあるほぼ平坦な岩棚を波食棚という。 広い波食棚は磯あそびの場として活用されるほか、岩ノリ摘みなどの漁場にもなっている。

○洞門・海食道/淀洞門・旭洞門・下荒洞門・日本洞門など
【海食洞・洞門】

波によって岩が削られてできる穴。貫通したものは洞門と呼ばれる。遊覧船や海上タクシー、カヌーなどでの洞門通り抜けツアーも行われており、山陰海岸ジオパーク内でマリンツアーが盛んな理由には多様な洞門、海岸地形がみられることも要因の一つと言える。

○海岸段丘/袖志・筆石・丹後半島・経ヶ岬など
【海岸段丘】

波打ちぎわで削られた平らな面(波食台)が、陸上に露出した面。海水準が低下したり、地震などにより地面が隆起することによって海底面が地表に現れる。海岸線に広がる平らな土地は集落地、水田など様々な利用がされている。

○火山/神鍋山、照来など
【火山】

地下にあるマグマが地表に噴出する現象によって出来た地形。マグマの組成や噴火の様式によって火山体の形状は異なる。


○柱状節理/玄武洞、経ヶ岬
【柱状節理】

溶岩が冷えて固まるときに形成される柱状の割れ目。「節理」は岩石の割れ目のことを指し、柱状節理はその中でも特に柱状のものを指す。五~六角形の形が多いのは、溶岩が効率的に冷却縮小するのに最も適した形のためであり、六角形の集合体は雪の結晶やハチの巣など自然界に節理以外にも多く存在する。


○山地・高原/扇ノ山、氷ノ山、鉢伏山など
【山地・高原】
扇ノ山、氷ノ山、鉢伏山など

周囲よりも標高が高く、なだらかな土地。夏でも冷涼な気候のため、神鍋高原キャベツ、はたがなる大根など高原野菜栽培がおこなわれる。

→散策マップはこちら(神鍋高原コース) →散策マップはこちら(上山高原コース)
○地層/猫崎半島・松ヶ崎百崖など
【地層】

堆積物(砂や泥など)が層状に重なったもの。まれに化石などを含むことがある。基本的に上の地層ほど新しい。

○棚田/和佐父・貫田・横尾・丹土など
【棚田】

山の斜面や谷間などの傾斜地に階段状に作られた水田。山地の多い日本で水田を形成するために、多く見られる農地。

→散策マップはこちら(瀞川渓谷・板仕野コース)

○断層/郷村断層・鹿野断層など
【断層】

岩石や地層がずれているもの。 地震によって地表に現れることが多く、郷村断層(1927年 北丹後地震)、田結断層(1925年 北但馬地震)、鹿野断層(1943年 鳥取地震)などが地震の記録として保存されている。

→散策マップはこちら(夕日ヶ浦散策コース) →散策マップはこちら(湯村温泉コース) →散策マップはこちら(鹿野城下町コース)

○滝・渓谷など:猿尾滝・霧ヶ滝・雨滝など
 
【滝】

急な崖を落下する河川の流れ。


【渓谷】

山に挟まれた谷間の地形。

→散策マップはこちら(吉滝・久須部渓谷コース)

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