山陰海岸ジオパーク

マンスリーリレーコラム

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第9回 山陰海岸の生き物の魅力を発掘する

鳥取大学大学院修士1年の大生唯統(おおばえ ゆいと)です。ライフワークとして鳥取県内の生き物(特に昆虫)の分布や生態調査をしています。また、生き物の保全や観察会のお手伝いもさせていただいています。

鳥取で生き物を調べ始めたのは、「せっかく公立鳥取環境大学(学部はこちらで過ごしました)に来たのだから身近な自然(生き物)ぐらい知っておかないとな」と思ったのがきっかけです。
そこからはすっかり山陰海岸の自然に魅了されてしまいました。夕方に自転車に乗って鳥取砂丘へ向かって、朝帰りして1限の講義へ駆け込むなんてこともしばしばありました。

鳥取県の昆虫調査を始めて5年目ですが、鳥取県の昆虫の全貌、簡単に言えば鳥取に昆虫は何種類いるのか?はまだまだ見えてきません。
鳥取県は昆虫を調べる人が少ないので県未記録の昆虫は毎回見つけることができます。そんなわけで、調査には夏休みのラジオ体操前にクワガタ採りに行った少年時代のわくわくした気分で向かっています。鳥取の自然は生き物好きには魅力的過ぎるのです。

一方で、鳥取の生き物の中には開発、植生遷移などで絶滅の危機に瀕している種も少なくないです。これらの生き物を守るためには、7月の強烈な日差しの中で1日中草を刈ったり、草を刈るためにもその土地の所有者と合意形成をしたりする必要があります。正直とても大変です。こういったときに自分の心の支えになっているのは、自然の中でわくわくしたり、感動したりした気持ちなのです。

そんなこともあって、私が講師を務める小学生向けの観察会では、身近な自然に興味を持ってもらって、わくわくしてもらうことを意識したものにしています。

子供達には多くの生き物好きが羨む自然豊かな山陰海岸でわくわくする体験をたくさんしてもらって、もし、大人になって機会があれば生き物調べや保全に関わってもらえると嬉しいなと思っています。


環境省及び鳥取県の絶滅危惧種に指定されているタガメ


投稿者:鳥取大学大学院 大生 唯統
bae831245@yahoo.co.jp

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