日本海形成後の火山活動(鮮新世)により噴出した溶岩が侵食されてできた海食崖・洞門・奇岩が連続する岩石海岸と鳴砂の浜が連続したサイト。海女漁が伝わる夏泊漁港、かつて北前船の寄港地として栄えた青谷漁港、近年整備された長和瀬漁港の3つの漁港が地域の歴史を物語っています。
主な見どころ
長尾鼻
気高町と青谷町の境界をなす岬で、日本海形成後の火山活動(鮮新世)により流れた溶岩が、標高80m前後の平坦な台地を形成している。岬一帯は、西因幡県立自然公園の一部に指定されている。
あおや郷土館
0857-85-2351
井手ヶ浜
鳴砂の浜としても有名である。「日本一よい音である」との評価を受けたこともある。また、周辺の海岸も鳴砂の浜として知られている。浜の背後は青谷上寺地遺跡ができるきっかけとなった砂丘地が広がっている。
あおや郷土館
0857-85-2351
ガイドさんのおすすめポイント!
長尾鼻は、鉢伏山付近から流れ出した溶岩台地で、板状の節理を持つ安山岩が日本海に突き出ている。周辺では、岩石海岸と鳴砂の浜が交互に織りなす海岸線が美しい。 鳴砂は、中国山地の花崗岩質の土砂に含まれる石英が主成分となっている。きれいな海、砂浜であることが砂の鳴る条件となっており、環境のバロメーターとされる。
ヤサホーガイドの会 河根裕二
問い合わせ先
あおや郷土館 鳥取市青谷町青谷2990-4
TEL
0857-85-2351