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かつての因幡の政治の中心地

因幡国府周辺 (いなばこくふ)

国府町は、奈良時代から平安時代にかけて因幡の国庁がおかれた地域で、周辺には多くの史跡や古墳があります。また宮ノ下周辺では、日本海形成期に海の中にたまった地層(普含寺泥岩層)が分布しており、化石の産地としても有名です。

主な見どころ

1
因幡国庁跡
奈良時代から平安時代にかけての役所跡。「万葉集」の最後の歌は、大伴家持が国守として赴任中に詠んだものであり、「万葉集」はこの地で編纂されたといわれる。
鳥取市国府町総合支所 産業建設課
0857-39-0560
2
宇倍神社
「延喜式神名帳」に記載される名神大社であり、因幡国の一ノ宮である。祭神は長寿の神として知られる武内宿禰。歴代の鳥取藩主に崇敬されてきた。例祭で行われる獅子舞は、県の無形民俗文化財に指定されている。
宇倍神社
0857-22-5025
3
梶山古墳
7世紀中頃の古墳時代後期の築造と推定される。昭和53年(1978年)に、凝灰岩の切石で築かれた横穴式石室の奥壁に壁画が発見された。現在、石室は壁画保存のために閉塞され、年1回公開している。
鳥取市国府町総合支所 産業建設課
0857-39-0560
4
因幡の傘踊りの祭典
「傘踊り」が鳥取県東部や県外の団体をはじめ、地元の子どもたちや婦人グループにより披露される。長柄で鮮やかな色使いの傘を使い、剣舞のように舞う踊りは、江戸時代に雨乞いを祈願して踊ったことが起源とされる。唄にあわせて傘を回転させながら振り回すと、傘につけられた100個の小鈴が鳴り、勇壮な雰囲気が漂う。
因幡万葉歴史館
0857-26-1780
 

ガイドさんのおすすめポイント!

現在の国庁跡は、南門や正殿、後殿であると想定される建物跡が分かるように整備されています。国庁跡に佇み東方を見れば、舞扇を広げたかのように遠く霞む扇ノ山、古歌の多くに名を留め、古の姿を今に伝える稲葉山。大和三山に擬えて、因幡三山と呼ばれる甑、今木、面影の山々が鼎立しています。近くには、国分寺、国分尼寺のあった集落もあり、因幡一ノ宮を含めて奈良、平安時代に栄えた国府の里が偲ばれます。

いなば国府ガイドクラブ  沖広俊
 
 
問い合わせ先
鳥取市観光コンベンション協会  鳥取市末広温泉町160 日交本通ビル2階
TEL
0857-26-0756
WEBサイト
 

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