円山川の河口部に位置する気比は、銅鐸が出土するなど古くから大陸との交易があったことをうかがい知ることができるサイトです。周辺には縄文海進の名残である離水ノッチ、ゾウ岩や戎岩などの不思議な造形の岩があり、地域の人々に親しまれています。ラムサール登録湿地の一部に指定されている田結湿地のある田結地区は、1925年北但馬地震の際、減災のお手本となる行動をした場所としても知られています。
主な見どころ
気比の浜
円山川河口部に広がる砂浜。浜堤が発達しその上で畑作が行われる。気比の名の通り、早くから朝鮮半島の影響があり、古くから人々が生活していた。田結の古墳と銅鐸出土地は市の指定史跡。文化財指定。
豊岡港観光協会
0796-28-3244
ゾウ岩と戎岩
離水したノッチ。海面が高かった縄文時代はこの高さに海面があったものと考えられる。ゾウ岩はゾウのような形をした岩。緑色凝灰岩は浸食に弱く、浸食によって現在の形になった。
豊岡港観光協会
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ガイドさんのおすすめポイント!
円山川にかかる港大橋を渡るとすぐに、但馬五社の最北端に位置する絹巻神社があります。絹巻神社の建つ絹巻山は兵庫県の天然記念物に指定されており、絹織物を積み重ねたような美しい柱状節理が見られます。6月下旬から8月上旬にかけて、「ヒメハルゼミ」の合唱が聴けるスポットとしても有名です。港地区に当たるこの場所には、地域の歴史や文化、自然を伝える手作りの「港カルタ」があり、地域への愛着、郷土愛を感じることができます。
日和山海岸ガイドセンター 濱田康子
問い合わせ先
豊岡港観光協会 豊岡市瀬戸1
TEL
0796-28-3244