箱石浜遺物包含地(はこいしはまいぶつほうがんち)
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函石浜遺物包含地
箱石浜は古土壌・大山火山灰層を挟む新砂丘と古砂丘とで形成されています。
佐濃谷川は現在、葛野地区と長柄地区の間を久美浜湾に注いでいますが、最終氷期には直線で日本海に注いでいたと考えられています。その後砂州や砂丘が発達し、佐濃谷川は久美浜湾に注ぐようになりました。
丹後砂丘のほぼ中央、箱石浜に位置する函石浜遺物包含地は国の史跡に指定されており、東西約800m 、南北約500m、面積約44haの広大な遺跡です。
出土品などにより、縄文時代から弥生、古墳、平安、室町時代にわたる遺跡だとされています。
1903(明治36)年には、中国の新王朝(9~23)時代の貨幣である「王莽(おうもう)の貨泉」が発見され、この地が古代より大陸と深い関係を持ち、交易港として栄えた場所であったことが想像されます。
所在地 | 京都府京丹後市久美浜町葛野 |
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備考 | 国指定史跡 |
アクセス方法 | ◎自家用車 山陰近畿自動車道「京丹後大宮」ICから約40分 |