大地のダイナミクス!日本海形成と海の幸!冬の味覚「ズワイガニ」
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かつて日本列島は大陸のへりに位置していました。
それが大地のダイナミックな動きにより割れて、日本列島が大陸から分裂し、日本海ができました。
この巨大な「くぼ地」に滞留した冷たく、酸素量の多い海水は「日本海固有水」と呼ばれています。
現在の日本海は中心部がとても深く、隣接する海とつながる海峡の水深は概ね50~140m程度と浅いため、海水の交換が表層に限られます。
そのような地形のため、表層には暖流である対馬海流が南から流れ込み、水深が深い場所は水温が低くなります。
この冷たい日本海固有水と表層を流れる暖流により、山陰海岸ジオパークではカニなどの冷たい海に住む魚介類と、ブリなど暖かい海からやってくる魚介類が異なる水深で生息しています。
そのおかげで、様々な種類の魚介類を同時に楽しむことができます。