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鹿野断層(しかのだんそう)

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鹿野断層

鹿野断層(しかのだんそう)

1943(昭和18)年9月10日、鳥取県東部を震源とするマグニチュード7.2の大地震が発生し、鳥取市などで1,000人を超える死者を出す甚大な地震災害が起こりました。
被害は鳥取平野に集中し、強震動による家屋の倒壊と火災、液状化現象による地盤沈下・噴砂などにより、鳥取市は壊滅的な被害を受けました。
この地震により、鳥取市南部にほぼ東西方向にのびた二つの地震断層が出現しました。
鹿野断層は長さ約8kmで断層を挟んだ北側が東方に最大1.5mずれていますが、上下変位は断層の西部で北側が最大75cm下がっているのに対し、東部では南側が最大50cm下がるという、「蝶番断層(ちょうつがいだんそう)」の形状を示しています。
鹿野断層では鳥取市鹿野町末用(すえもち)の農家の軒下に断層が走り、1.5mもずれたにもかかわらず、家は倒壊しなかったという写真が残っています。
農家前の水路と石垣のずれが「鹿野地震断層の痕跡」として、鳥取県の天然記念物に指定されています。

- DATA -
所在地 鳥取県鳥取市鹿野町末用
問い合わせ先 鹿野往来交流館童里夢 0857-38-0030

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