鷲峰山と大山の背比べ
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鷲峰山(鳥取市提供)
鳥取市鹿野町の鷲峰山(920m)と鳥取県西部の大山(1729m)が背比べをしたという伝説がいくつも残っています。
その中のひとつは次のようなお話しです。
全国の神様達が集う出雲の国の行事が終わった帰り道、鷲峰山と大山の神様が互いに自分の方が背が高いと言い争いになり、背比べをした結果、鷲峰山が勝ちました。負けた大山の神様は悔しがり、杓子で鷲峰山の頭をすくい取りました。これに鷲峰山の神様は大いに怒り、それに気づいた大山の神様が慌てて逃げようとした途端、杓子についていた土が落ち、鳥取市青谷町の建山になりました。さらに、鷲峰山の神様が「土はもうないのか」と怒鳴ったので、大山の神様は袖を振ってみせたところ、残っていた土がどさっと落ち北栄町の振袖山になりました。