神鍋山(かんなべやま)
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神鍋山
神鍋山頂からの眺望
スコリアが積み重なった神鍋火山尾の断面
神鍋山風穴
豊岡市日高町の神鍋山は、約2万2千年前に噴火した近畿地方では最も新しい火山です。
溶岩は玄武岩で、大変流れやすく、ここから15kmも流れ下っています。
そのため、稲葉川(いなんばがわ)に沿って円山川まで溶岩が見られます。
この地域では、神鍋山だけでなく西気火山・大机火山など7つの火山があり、約70万年前から2万5千年前までの火山群として断続的に噴火したことがわかっています。
神鍋山は標高469mで、直径250m・深さ40mの火口も残っています。
神鍋山はスコリア(噴火のしぶきでできた黒っぽい砂や礫)が積み重なってできたスコリア丘です。
スコリア丘からは紡錘形をした火山弾が多数見つかりますが、現在は国定公園に指定され、持ち出し禁止となっています。
スコリア丘の断面が見える崖から300mほど西に行くと、「風穴(ふうけつ)」があります。
溶岩やガスが通り抜けた跡で、年間平均気温が約8℃と一定しているので、以前は地元の人が天然の大型冷蔵庫として使用していました。
また、この火山の麓にはは縄文時代前期の遺跡があります。
所在地 | 兵庫県豊岡市日高町 |
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アクセス方法 | ◎公共交通機関 JR山陰本線「江原」駅下車⇒全但バス「神鍋温泉ゆとろぎ前」下車、徒歩約10分 ◎自家用車 北近畿豊岡自動車道「日高神鍋高原」ICから約15分 |