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北前船(きたまえぶね)

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鷹野神社の方角石

北前船(きたまえぶね)
北前船(きたまえぶね)

北前船は江戸時代中期から明治時代にかけて、大阪から瀬戸内海を通り、関門海峡を経て、山陰、北陸、東北、北海道を廻った海上航路の廻船です。
但馬海岸では柴山と竹野の船が多かったようですが、明治になって鉄道が普及すると陸上交通が中心となりました。
北前船はヨットと同じ帆掛け船なので風が頼りであり、重心を下げるために空荷の時は船底に石を積んだといわれています。
但馬各地の北前船寄港地には「来待石(きまちいし)」と呼ばれる、出雲地方特有の砂岩が神社の狛犬として残されています。
鷹野神社には来待石で造られた方角石(方角を示す石碑)も残っています。
ちなみに竹野では青井海岸に多い「青井石」が使われ、山陰各地に運ばれていたようです。
北前船は「北前館」で、北前船主の邸宅は「御用地館(おようじかん)」で見学することができます。

- DATA -
所在地 兵庫県豊岡市竹野町竹野
URL http://kitamaekan.net/
問い合わせ先 北前館 0796-47-2020
アクセス方法 ◎公共交通機関
JR山陰本線「竹野」駅下車、徒歩約20分
◎自家用車
北近畿豊岡自動車道「但馬空港」ICから約35分

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