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但馬牛(たじまうし)

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但馬牛は、農耕用として優秀な牛で、現代のトラクター兼トラックとして活躍していました。おとなしく、働き者であることから、大阪城の石垣を運ぶのに但馬牛が選ばれたという記録もあるそうです。
 そんな但馬牛は、特に、険しい山と山に囲まれた但馬内陸部では、峠を越えて牛を交配させるのが困難だったこともあり、その谷あいのなかだけで牛の交配が続けられました。こうして谷独自の優良な血統がうまれ、この優良な血統をさらに掛け合わせることで、但馬牛は良質な品種としてブランド化されました。ほかにも、冬の寒さなど山陰海岸の気候と風土が高品質な和牛を育む要因になっています。
 1939年(昭和14年)に香美町小代区で生まれた「田尻号」は優秀な種牛として活躍し、全国和牛登録協会の調査結果(2012年(平成24年))によると、日本全国の黒毛和牛の母牛の99.9%以上が田尻号の子孫ということです。但馬牛が近江牛や松阪牛などの素牛といわれる所以です。

- DATA -
所在地 兵庫県美方郡香美町小代区

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