洞窟、洞門などが続く岩石海岸
兵庫県美方郡新温泉町岸田川河口から香美町伊笹岬までの約8kmの岩石海岸です。
海食でできた岩壁は、日本列島形成にかかわる岩石が描くさまざまな模様と洞門・洞窟や奇岩怪石がパノラマのように連なる景勝地です。
1934(昭和9)年に国指定の名勝・天然記念物となりました。
西から、鬼門崎、龍宮洞門、獅子ノ口、通天洞門、三尾大島、下荒洞門、鋸岬、十字洞門など多くの見所があります。
さらに東に行くと、世界最大級の釣鐘洞門もあります。
また、次のような「御火浦伝説」が残っています。
「昔、神功皇后が三韓遠征のため、越前国笥飯浦の港を出発しましたが、三尾沖で濃霧にあいました。重臣が神に祈ったところ、三尾の漁師が日和山でたいた『かがり火』が見え、皇后はそのかがり火に導かれて無事三尾浦につきました。」