砂と風による奇跡の造形美
鳥取砂丘は、鳥取県鳥取市の海岸に広がる広大な海岸砂丘です。
東西16km、南北2.4kmの範囲には、国指定の天然記念物や山陰海岸国立公園の特別保護地区に指定されている区域が含まれています。
西から末恒(すえつね)砂丘、湖山(こやま)砂丘、浜坂砂丘、福部(ふくべ)砂丘の4つに分けられ、その内、浜坂砂丘の一部が観光砂丘として、多くの観光客が訪れるスポットとなっています。
千代川(せんだいがわ)によって日本海へ運ばれた大量の砂が、潮流や波浪によって海岸に寄せ集められ、さらに、冬季の北西の季節風によって運ばれて形成されたと考えられています。
砂丘は北西の季節風に直交する高まりがあり、これらを横列の砂丘列と呼びます。
また、大規模なくぼ地地形(スリバチ)や、砂が風に吹かれて移動して形づくる風紋が特徴的に見られ、美しい景観を造り出しています。
さらに、風紋に代表される鳥取砂丘の「移り行く風景」は、有島武郎(ありしまたけお)、与謝野晶子(よさのあきこ)など多くの文人の心をとらえました。
砂丘周辺には彼らの歌碑が点在しています。
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