日本の滝百選に選ばれている名瀑
兵庫県指定名勝の猿尾滝は、上下2段に分かれた滝で、下段の滝が猿の尻尾に似ていることから、この名前が付いたと言われています。
上段落差39m、下段落差21m、総落差60mです。
岩肌が滝の左右にある約2haにわたるブナ、カエデ、マツ、カシなどの自然林に映え、春は新緑、夏は納涼の滝姿、秋は燃えるような紅葉と白い瀑布のコントラスト、冬は氷壁の滝と四季折々の表情がみられます。
春夏の季節には樹木が滝の大半を覆いますが、秋から冬にかけては滝の全貌を見ることができます。
猿尾滝を形成している崖は、マグマが地中で冷え固まった硬い岩石(安山岩類)で、この辺りの標高の高い山々を形成する「背骨」のような役割をしています。
「日本の滝百選」にも選ばれ、特に上段の滝は迫力満点です。

