山陰海岸ジオパークステップアップ会議 (第三回鳥取)開催結果

山陰海岸ジオパークは、再審査の結果2年間の条件付き再認定とされ、とりわけ、地域間の連携や活動の方向性といった大きな課題を指摘されました。そこで、これからの山陰海岸ジオパークについてみんなで議論を重ね、再スタートを切るために、第3回目となる山陰海岸ジオパークステップアップ会議を下記のとおり開催しました。

◆テーマ 山陰海岸ジオパークの合言葉を作ろう!

◆日 時 平成30年2月19日(月) 13:30~17:00

◆会 場 鳥取市民会館 大会議室

◆参加者 地域住民の方、ジオガイドの方、関係団体職員、行政職員等約60名

◆内 容 (1)講演
        「地域の自然資源をまもり活用する組織のあり方」-ユネスコ世界ジオパークであり続ける覚悟-
          講師 日本ジオサービス株式会社 代表取締役 目代 邦康 氏
     
     (2)ワークショップ(ワールドカフェ方式) 
        テーマ1「山陰海岸ジオパーク全体としてつながったら、こんなことができる」
        テーマ2「つながるための合言葉」
ファシリテーター:兵庫県立大学大学院 地域資源マネジメント研究科 井口博夫教授、先山徹准教授、松原典孝講師

  
 目代講師に、ジオパーク以外の団体等の活動事例、運営組織形態やユネスコ世界ジオパークとしての山陰海岸ジオパークの役割等についてご講演をしていただいたのち、13班に分かれて、上記テーマについてワークショップを開催しました。

○テーマ1「山陰海岸ジオパーク全体としてつながったら、こんなことができる」では、大きな項目に分けて分類し、下記のとおりの意見がありました。

・他地域のことを知ることができる。
・広域ツアー・イベントの開催ができる
・来訪者・再来訪者の増加につながる
・教育への地域間をまたいだジオパークの活用ができる
・地域住民の山陰海岸ジオパークへの理解・知名度の促進につながる 

最も意見の多かった「他地域のことを知ることができる」では、自分の地域以外の地域と交流をすることで、山陰海岸ジオパークの魅力や知識を増やすことができ、同時に自地域の魅力も再認識できるなどの意見が多くありました。
〈他地域のことを知ることができる〉に関する主な意見
・他地域を知ることで自分の地域の弱点や強みが理解できる。
・それぞれの地域の人たちとコミュニケーションがとれて共通認識・一体感がもてる
・今まで知らなかった地区(観光地)などを知ることができ、知識が広がる
・自分の地域だけでなく、他地域全域を好きになり、エリア全域の魅力を伝えることができる。
・他エリアのガイドや案内ができる。スキルアップにつながる。
・多くの知恵を集めて面白そうなことができるかな?
  
次いで、多くの意見があったのはつながることにより市町や府県の枠を超えた「広域なツアーやイベント
が開催できる」でした。
〈広域ツアー・イベントの開催ができる〉に関する主な意見
・東西120kmを活用した大きなイベントがもっとできるようになる。
・広域なツアー、テーマ別ツアーができる。
・拠点施設間で協力してイベント等をしたい。
・より多様なツーリズムへつなげられる。
・府県を超えた人の交流、新たなツアー、民間の連携による新たな誘客
ツーリズムやイベント以外にも連携を図ることで、「エリア内共同の商品開発等ができる」、「地域が潤う」など産業や経済効果に関する意見もありました。

また、連携したジオパーク活動をすることで、山陰海岸ジオパーク全体の魅力が観光客に伝わり、来訪者、再来訪者の増加につながるとの意見もありました。

〈来訪者・再来訪者の増加につながる〉に関する主な意見
・旅行客にとって遊びつくせない大きなジオパークになる
・リピーターを多くつくる
・お客さんが交流することで情報が伝わり、来訪者増、楽しいジオパークになる

また、枠を越えジオパーク全体で一体感をもつことで、市町の枠を越えた教育活動ができる、地域住民へのジオパークの理解や知名度の促進につながる等に関する意見もありました。
〈教育への地域間をまたいだジオパークの活用ができる〉に関する主な意見
・子どもを県外のジオサイトに連れて行くことができる
・ガイドさんが他のエリアの学校に行き出張ガイドができる
・ジオパーク内で遠足交流
〈地域住民の山陰海岸ジオパークへの理解・知名度の促進につながる〉に関する主な意見
 ・地域住民の関心・理解が深まり総合力を発揮できる。
 ・ジオパークへの関心が高まる
 ・全地域の住民、ジオに関わる人の意識が一つになる

他には、
・3府県の博物館を強化し連携する。
・山陰海岸ジオパークのファンクラブをつくってタウン誌的な情報誌を発刊でき、ファンを増やせる
・海のゴミが多いので、皆でクリーンアップに取り組めばジオパークを美しく保つことが可能となる。
等の意見もありました。

○テーマ2「つながるための合言葉」について、同じ班で意見を出し合い下記のとおり13個の合言葉が発案されました。

・多様性を活かそう!でも山陰海岸はひとつ
・ふるさとの海と山遊びと食のジオパーク
・山陰の大地と私たちの「物語」をつくろう
・見て食べて学んで共有する地域の魅力を次世代につなぐ山陰海岸ジオパーク
・地域間交流を広めよう山陰海岸にもっと光を
・かに取りパークを横歩き!手をつないで語ろうよ♡
・もうかる・もうけるGP ジオパークは郷土愛・地域愛だ みんなで一つになろう協力しよう
・楽しみつくそう山陰海岸ジオパーク
・日本誕生で結ばれる面白いみんな仲良しジオパーク
・1人1人手をつないで山陰海岸を味わおう
・日本海のキセキ(奇跡・軌跡・奇石)
・人つなぐ山陰海岸
・ジオパークは自立できるジオツーリズムの実現である
  
各班の協議で発案された合言葉には、連携・・協働に関する言葉が多く見られました。
また、各班の班員が個別に合言葉として発案したものには、
・ふるさとをつなぐジオパーク
・ジオサイトだけでなく人と人がつながるジオパーク
・みんななかよく!地球で楽しもう!
・海山川空人に会いに行こう!
・弁当忘れてもジオを忘れるな
・くう・ねる・あそぶ山陰
・魅力がつまった山陰丼
・ガイドも楽しい山陰海岸ジオパーク
・地域の自信と誇りを次代につなぐ山陰海岸        
等がありました。

当日の自由意見は下記のとおりです。
・山陰海岸ジオパークファンクラブを設立してほしい
・山陰海岸をもっと美しく
・関心を高めるために皆でクリーンアップ!
・山陰本線の沿線を花で美しく!
・メタンハイドレートで協力しあおう
・日本の秘境を歩こう!つながろう!

その他、議論の詳細は下記PDFファイルをご覧ください。

ワークショップの議論