山陰海岸ジオパークステップアップ会議(第二回 豊岡)

 開催報告

山陰海岸ジオパークは、再審査の結果2年間の条件付き再認定とされ、とりわけ、地域間の連携や活動の方向性といった大きな課題を指摘されました。そこで、これからの山陰海岸ジオパークについてみんなで議論を重ね、再スタートを切るために、山陰海岸ジオパークステップアップ会議を下記の通り開催しました。

◆主 催  山陰海岸ジオパーク推進協議会

◆日 時  平成30年2月4日(日)午後1時30分から午後4時30分まで

◆会 場  兵庫県豊岡市 じばさんTAJIMA

◆参加者  ジオガイド、府県市町職員、地元住民など約50人

◆内 容  ワークショップ ワールドカフェ方式で議論

      ・テーマ1「連携できていないと思うこと」

      ・テーマ2「連携するためにはどうするか」

・ファシリテーター 兵庫県立大学大学院 地域資源マネジメント研究科 井口博夫教授、先山徹准教授、松原典孝講師

 

 

 

今後の予定は下記の通りですので、大勢のご参加お待ちしております。

第3回 鳥取会場 2月19日(月)鳥取市民会館

日本ジオサービス㈱代表取締役 目代邦康 氏(元日本ジオパーク委員会委員、元日本ジオパークネットワーク主任研究員)の講演後、ワークショップを実施

 

~ どんな意見が出たか ~

ワークショップでの議論内容は以下の通りです。

テーマ1の「連携できてないと思うこと?」

一番多かった意見は<府県・市町単位の壁がある>でした。

府県・市町単位の壁がある>

・県単位・市町単位の壁がある

→理念=ストーリーの再認識&全体を俯瞰する一つの組織で

・行政担当者が異動しても地域への影響が少なくなるような仕組みづくり

・自治体間で情報共有ができていない

・横(地域間)の連携を意識していたが、縦(関係者:一般住民)の連携も大切

 

そのほか、<情報の共有ができていない>や<意識の問題>に関する話題も多く出ました。

 

情報の共有ができていない>

・情報の共有

・人・モノ・情報の交流があるようでない

・関係者だけでなく地域住民を巻き込んだ情報共有(出前講座)

 

<意識の問題>

・大小の問題ではなく、意識の問題(大:行政間 小:地域の中)

・メリットをシェアしあう気持ちが共有されていない

・自分の地域しか考えていない

・連携の必要性を感じていない

 

また、議論が先に進み、

<連携するための解決方法>について話し合った班もありました。

・ジオパーク全体のガイドブックを!

・定期的な「ジオ便り」の発行

・当事者意識を高めるため 地域意識の底上げが必要  など

 

 

連携できてないと思うことに対して、

テーマ2の問いかけで「連携するためにはどうするか?」を議論しました。

一番多く挙げられた意見は<情報共有と情報発信>の必要性についてでした。

 

<情報共有と情報発信>

・顔を見て情報共有・知り合う場づくり

・情報発信!イベント等の情報共有。告知と結果を両方発信

・関係者だけではなく地域住民を巻き込んだ継続的な情報の共有

・メーリングリスト・紙の通信・インターネットで発信などの情報共有できるシステムを作る

・みんなで集まって成功体験を共有 ※お金だけではない

 

その他にも、

<ナナメの連携>として具体的な案を挙げた班、

・縦・横で情報を共有し、交流することで、人と人を繋ぐ

・タテ・ヨコ・ナナメの連携→ミックス事業→儲かる仕組み

・ナナメの連携 「Geo-1グランプリ」の開催

 ジオパークを使った料理・デザート

 

<コーディネーター>の必要性を指摘する班もありました。

・コーディネーター的役割を事務局が果たす

・行政を窓口にして推進体制を構築する

・コーディネーター組織を作る

 

<その他>

・連携する動機(メリット・デメリット)を掲示する

・初心に帰りましょう!

・経済的な概念を育てることが必要

 

などの意見がありました。

 


ワークショップののちに、本日の感想と自由意見を参加者で共有しました。

主な意見は以下の通りです。コメントの多かったものから掲載しています。

本日の感想・気づき

(顔を合わせた交流の場を作る)

・年に1~2回はこのような意見交換ができる場の設定!

・お互いの顔を見て話ができる場・施設が欲しい

・人と人が知り合える場所に積極的に参加することが大切である

・いろんな分野の方とたくさんつながる

 

(情報共有・情報発信)

・推進協議会に情報をある程度集めるようになれば共有に繋がり連携にもつながるのでは

・情報共有のシステムを多様化する(メーリングリスト・通信・マスコミ活用)

・情報発信は国内外へ!!ジオパークエリア内へ!!

・ここがジオパークであることをあらゆる機会でPRする

 

(連携するための仕組み)

・固定概念をすてて連携を図る必要がある

・連携することによってどんな地域にするかのビジョンを共有することが大事と思いました

・お互いの強みを知ると関係を持ちたくなる

 

(協議会へ・行政へ)

・各府県市町が独自の事業に取り組むのは山陰海岸ジオの特徴。 バラバラ感を感じないような仕組みが必要

・自治体は民間に観光・経済振興を任せよう!

 

(観光)

・個別地域を超えたツアーコースの設定とそれを行えるガイド育成

・ツアーの振り返りをガイドみんなで共有する

・ガイドさんは各地区の名物お土産またはおいしい食べ物お客様に紹介できるように頭に叩き込んでおく必要があります。

 

(コーディネーター不足)

・コーディネーター・マネージメントする人が必要

 

(一体感・共通意識を持つ)

・共有して、意識して、一体感みたいなものを

・山陰海岸ジオパークとして、当面の共通目標を作る

・共通の目標をキャッチコピーにする

・エリア全体のパンフレット作製

 

(その他)

・ジオパークの理念を語るのは誰か?推進協?市町?いやいやみんなでやりましょう

・イエローカードの犯人捜しは意味がない

・大切なこと みんな仲良く

・小・中・高・大 継続性のあるジオパーク教育を

 


自由意見

自由意見では下記のような意見が上がりました。

(ジオパークであることの再確認)

・30~40年後に今よりも魅力のある山陰海岸であるために

・「なぜ」GPが必要か?ほかの方法でもいいのか。改めて考えることも大切

 

(顔の見える関係になる)

・顔が見えるジオガイド(見どころ紹介)

・他地域のガイドさんとツーカーになれる機会を多くする

 

(楽しむ!遊ぶ!)

・ジオパークにいる人・来た人みんな幸せに

・豊かな自然に自信を!

 

(その他)

・ジオパークの恩恵を受けた子供たちが社会で創造的活躍を!

・ジオの浸透のため、出前講座 ジオツアー

・当地の取り組みを他地域のガイドに評価してもらう

・イベント情報の結果等各地域へのフィードバックすることが大切

・初心にかえる 当初やっていたことを思い返し、いいことは再開する

・ガイドブックが欲しい

・推進協議会事務局のイベント等を減らして地域の調整をする仕事を増やしては?

 

そのほか、議論の詳細は下記PDFファイルをご覧ください。

ワークショップの議論

本日の気づき

自由意見