山陰海岸ジオパークステップアップ会議(第一回 京丹後)

 開催報告

山陰海岸ジオパークは、再審査の結果2年間の条件付き再認定とされ、とりわけ、地域間の連携や活動の方向性といった大きな課題を指摘されました。そこで、これからの山陰海岸ジオパークについてみんなで議論を重ね、再スタートを切るために、山陰海岸ジオパークステップアップ会議を下記の通り開催しました。

◆主 催  山陰海岸ジオパーク推進協議会

◆日 時  平成30年1月26日(金)午後1時30分から午後4時30分まで

◆会 場  京都府京丹後市

◆参加者  ジオガイド、府県市町職員、地元住民など約50人

◆内 容  ワークショップ ワールドカフェ方式で議論

      ・テーマ1「どんな地域にしたいか」

      ・テーマ2「理想のジオパーク」

・ファシリテーター 兵庫県立大学大学院 地域資源マネジメント研究科 井口博夫教授、先山徹准教授、松原典孝講師

 

 

今後の予定は下記の通りですので、大勢のご参加お待ちしております。

第2回 豊岡会場 2月4日(日)じばさんTAJIMA

第3回 鳥取会場 2月19日(月)鳥取市民会館

 

 

~ どんな意見が出たか ~

ワークショップでの議論内容は以下の通りです。

テーマ1の「どんな地域にしたい?」

一番多かった意見は自慢できる・誇りを持てる地域でした。

誇りを持てる地域>

・地域に自信を持てる地域

・住民が地域を好きになってほしい

・地域の誇りを語れるまち

・地域の人が楽しく過ごせる

・自慢できる地域なら人が住み着く など

 

そのほか、

観光客の増加や定住促進などを含めた<人が訪れる地域>

・観光客が増加する地域

・観光客+移住定住を含めた交流の拡大

・若い人が住みたいと思える地域

・外国人が訪れて楽しめる地域

・地元民が減少する中、客に来てもらって知ってもらいたい など

 

住民・子供が「地域についてよく知っている」など、

<教育>に関する意見

・地域のことを語ることができる住民がいる

・学校教育で地域の素材が教材として教えられている

・郷土の歴史を掘り下げる

・地域のことを知る機会を増やす  など


その理想の地域を作るために、

テーマ2の問いかけ、山陰海岸ジオパークは「どんなジオパークが理想?」では、

<地元に誇りを持つきっかけになるジオパーク> <稼げるジオパーク>の二つの意見に大きく分かれました。

<地元に誇りを持つきっかけになるジオパーク>

・自分のまちが好きになり、誇りが持てる仕掛け

・ジオパークを地域づくりのきっかけに

・ジオパークが地域のまとまりの材料になる

・意識は「地元を大切にする」 手段は「地域内交流ツアー」 その心は「お互いの良いところを知る」 結論は「気がつけばジオだった!」とわかる

・ジオパークを意識しなくても、心地よく、感動し、最後にこれがジオパーク!!と気づくことができる

<稼げるジオパーク>

・若い世代が自信を持ってガイドできる持続可能なジオパーク

・ジオパークで生活が自立できる

・そのために、観光だけではなくあらゆる産業をつなげる

・大勢の観光客が来訪するジオパーク(戦略)

 

そのほかにも、

・ジオが生んだ大地 貴重な大地の上でのアクティビティがある

・ジオパークの冠がなくても保護保全活動、教育活動、持続可能な開発がに取り組んでいける地域

などの意見がありました。


ワークショップののちに、本日の感想と自由意見を参加者で共有しました。

主な意見は以下の通りです。コメントの多かったものから掲載しています。

本日の感想・気づき

(つながり)

・2県1府の取り組みや人を繋ぐシステムが必要と感じた

・他地域の取り組み 情報共有

・域内交流の不足

・人と人のコミュニケーションが組織と組織、活動と活動を繋げることにつながる

・多様なつながりを創ること

・ジオパークをきっかけとした異業種・団体などの情報交流

・地域をまとめるコーディネーター不足

 

(教育)

・子供の教育や体験を通じて学んだことの大切さ

・人を育てる 子供の教育が重要

・子供たちが自分の言葉で地域を語れるように体験活動を充実(地域へのネガティブイメージを与えない)

・地域の誇りのためには子供の教育(知識だけでなく実践も)が大切である

・次世代に伝えること 教育の大切さを感じた

・人に伝えることの大切さ

 

(郷土愛・地域づくり)

・住んでいる人が誇りを持てることが重要

・自分の町が好きになり、誇りが持てるような仕掛け

・地域を愛すること

・自然の中で遊ぶこと、地域を楽しむこと→人が寄ってくる 地域が元気になる

・ジオパーク内の美しいもの、いいところを知る。それを伝えられるようになる

 

(稼ぐために)

・もうかる仕組みづくり

・持続可能とするためには有料化が大切である

・若いジオガイドを増やすのが大切

・観光客が来訪しないGPは何の意味も持たない。集客方法の戦略が必要

・観光以外での儲ける手段を増やすべきだが見えていない

 

(ジオパークの理解・周知)

・ジオパークのガイドラインが理解されていない(知らない人が多い現実がある)→教育

・域内周遊ツアーの造成

・鳥取~兵庫~京都府の各地域で実地できるイベントを定期的に実地

・道の駅でのジオパークの案内

 

(その他)

・観光と教育だけのジオパークではいけない

・ジオパーク必要か?

・ジオパークは人です でも人を動かすことが一番難しい

・ジオパークを意識しなくても最後にここが「ジオパーク」


自由意見

自由意見では下記のような意見が上がりました。

(地域を知る)

・自分の地域のことを自信を持って語れるように

・子供たちが帰ってこれる故郷であってほしい

・生涯学習が大切。大地のすばらしさを伝えるためにもまずは、知るところから

 

(コミュニケーション・一体感)

・域内交流 隣町の良さを知っているようで知らない

・府県との交流を深める行事ができないか

・統一した拠点を整備

 

(ツーリズムの促進・ガイドの活性化)

・3府県をつなぐ「ジオツーリズム」に本気で取り組む

・生計を立てらることができる仕組みづくり

・拠点施設の有料化

・観光客をどう増やすか

 

(行政へのお願い)

・現状の行政主導の是非を検討してほしい

・こうした会の意見の総括を何らかの方法で伝えてほしい

・今日が地域づくりのスタート。行政が変わってください

 

(その他)

・ジオパークありきで議論してましたが「そもそも必要か?」を話し合っては?

・ジオパークでなくなる ジオパークを必要としない地域になることジオパークの目標

 

そのほか、議論の詳細は下記PDFファイルをご覧ください。

セッション1「どんな地域にしたい」

セッション2「理想のジオパーク」

感想

自由意見