山陰海岸ジオパーク推進協議会では、山陰海岸ジオパークエリアを所管する
小学校に在籍する全児童を対象に、同エリア内の地形・地質、動植物、
歴史・文化、産業・観光等に関する研究作品を募集し、コンテストを開催しています。
平成30年度は、47点の応募作品があり、厳正なる審査の結果、12作品が選ばれました。
入賞者の皆様、おめでとうございます。また、ご応募いただいた皆様に厚く御礼申し上げます。

 

  1 選考結果
    入賞作品12点(最優秀賞2点、優秀賞4点、優良賞6点)

 

最優秀賞

緊急指令 理科の教書を再現せよ
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作者:竹田 朋 さん
(鳥取市/城北小学校6年)


『教科書を教えるのではない』とはよく言われることであるが、本研究は、地域の自然を教材として活用することができることを証明した研究である。教科書で学んだ地形や地質が、地元にも存在することに気づくことは、地域を見る目が変わることであり新たな価値に気づくことでもある。地域の再評価に貢献する研究である。

 


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砂の造形-鳥取の海岸で見つけた模様と形-
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作者:長尾 桃奈 さん
(鳥取市/鳥取大学附属小学校4年)


自然が作り出した造形に着目し、何度も海岸に通ってそのでき方を観察している。普段見逃しがちな微地形に気づき、それらを調べることは、身近な自然の事象から自然の法則を導き出すという自然科学研究にとっては基本的かつ重要な活動であり、本研究はその取り組みや着眼点が大いに評価できる研究である。

 


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優秀賞

山陰海岸ジオパーク 久美浜
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作者:豊浦 大瑚 さん
(京丹後市/かぶと山小学校5年)


砂州の形成で久美浜湾ができるまでの歴史と、現在の久美浜の大きな地図が描かれた作品です。地図には11枚の海岸線の写真と、岩や滝、洞門などの海岸部の特徴的な地形、そして久美浜全域の様々な地域資源がたくさんのイラストを使って描かれていて、久美浜の地形・地質と人々の暮らしが良く分かる作品です。

 


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いわみ町のかいがんとすなのけんきゅう
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作者:澤 玲温 さん
(岩美町/岩美西小学校3年)


豊富な資料が写真や図と共に分かりやすくまとめられていて、閉山後の汚染水対策を含めて、2つの鉱山が長い間人々の暮らしと共にあった歴史が良く分かります。岩美銀山跡のような荒れ果てた坑道跡も、その歴史をたどることを通して、大地と人の関わりの歴史を物語る大切な地質遺産になることが良く分かる作品です。

 


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岩美の海岸の地形と砂
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作者:山根 楓さん
(岩美町/岩美西小学校2年)


海岸の景色や砂の違いに気づき、マクロの目とミクロの目で比較しようという思い付きがユニークである。まとめ方も自分の科学的な感想を入れながら、レイアウトを考えて表現している。ジオパーク研究としては保護と活用の項目が入ればさらにレベルが上がる。
(参考までに、拡大写真で双眼実体顕微鏡を使用しているが、手ごろなルーペとデジカメでも同じことができる。)

 


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ジオパークはおもしろパーク-すなはまのおもしろい石とすな
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作者:長尾 道展 さん
(鳥取市/湖山西小学校1年)


海岸の砂に砂鉄を見つけたのをきっかけに、海岸の石(軽石・宝石・砂鉄・鳴き砂)について調べた面白いと思う特徴を興味深くまとめている。軽石と火山の関係など自然のしくみに興味を持ちながら、今後続けて研究したいというジオへの意欲も期待が持てる。

 


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優良賞

魚とりでわかった地域のこと
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作者:北村泰成・愛地さん
(豊岡市/清滝小学校6年・4年)


神鍋火山周辺4か所に生息している魚の違いに興味を持ち、取り組んだ研究である。渓谷の成り立ちや自然と人びとのくらしとの結びつきに注目しながら、生き物にとって住みやすい環境をこれからも守っていこうとしている点がすばらしい。

 


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鳥取砂丘の火山灰露出地について
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作者:並河 清太郎さん
(鳥取市/鳥取大学附属小学校6年)


鳥取砂丘の砂の下にある火山灰の層に着目して研究を始めているところがよい。砂丘の砂は、もともとは中国山地の岩石であり、千代川の運搬作用や日本海の波と強風の作用でできていること、火山灰露出地の土が、遠く九州から飛んできていることなどを、文献講読と地道な実地調査から丁寧に探っているところに努力の跡が見られる。今後は、実験などを通して土地の性質を追究し、鳥取砂丘の火山灰層の理解を深める取組を期待したい。

 


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旧岩美鉱山坑廃水処理事業について
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作者:豊田 花穏 さん
(岩美町/岩美北小学校5年)


テレビを通じて見た親戚のおじさんの説明が強い動機につながり、実際に自分で実験し、研究した努力の跡が感じられる。実験の流れも写真を効果的に使い、どう処理されるかが大変わかりやすくまとめられている。その処理が、地域の環境保全につながっていると理解できる。

 


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城原海岸の生き物図鑑作り~3年間の取り組み~
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作者:間屋口 大智さん
(鳥取市/倉田小学校5年)


これまで3年間にわたって城原海岸の生物調査を続けてきたことをまとめた作品である。魚、ヤドカリ、ウミウシ、カニやクラゲなど、自ら見つけた生物を撮影し、生き物図鑑としてまとめられている。ヤドカリの引っ越しの様子やクラゲのみつけやすい時期など、わかったことも収められた力作である。

 


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ジオパークの鳴り砂のひみつ
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作者:保木本 悠 さん
(鳥取市/日進小学校4年)


鳴り砂の特徴を調べるため、浦富海岸の砂と、“鳴り砂”である3つの海岸の砂を詳しく比較した。まず、実体顕微鏡により、形や色の特徴とともに粒の大きさに注目し、鳴り砂の海岸は粒の大きさがそろっていることに気づく。次に、それを確かめるためふるいを使い、正確に各大きさの砂の量をはかり記録した。まとめ方も非常に丁寧で、鳴り砂や環境を大切にしたいという気持ちが伝わってきた。

 


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すなはまのきらきらを調べるけんきゅう
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作者:竹内 咲絵 さん
(岩美町/岩美北小学校3年)


砂浜の砂がキラキラして見えることへの、身近な疑問から研究が始まった。調べるとき、まずは図鑑で「キラキラ」の正体を突き止め、次に、3カ所の砂を比較することで、結論を導いている。庭の砂がなぜ“キラキラ”しないのか、新たな発見があって興味深い。今後の研究の広がりも楽しみである。

 


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  2 募集期間 平成30年6月28日(木)~平成30年9月29日(土)まで

 

  3 応募点数 47点

 

 

  4 審査委員会   下記のとおり審査委員会を開催し、入賞作品を決定しました。

日 時 平成30年10月17日(水)13時30分から16時30分まで
場 所 香住B&G海洋センター(兵庫県美方郡香美町香住区境1125)
委 員 山陰海岸ジオパーク推進協議会教育部会 委員 9名
審査委員長 谷本 勇(山陰海岸ジオパーク館 館長)
教育部会=ジオパーク活動を通じた科学教育・郷土学習・体験学習の展開について、協議・検討を行う部会。構成は、教育関係者や有識者等。

 


  
5 作品巡回展   下記の日程で、入賞作品の展示を行います。

施設名 展示期間
新温泉町 山陰海岸ジオパーク館
(兵庫県美方郡新温泉町芦屋水尻)
平成30年11月18日(日)~平成31年1月6日(日)
午前9時~午後5時/展示期間中休館日:火曜日、12/29~1/3
ら・ぽーと 1階
(京都府京丹後市網野町網野385-1)
平成31年1月9日(水)~平成31年1月20日(日)
平日:午前8時30分~午後6時/土・日曜日:午前10時〜午後6時
がついている会場では、応募作品47点すべてを展示します。

 


   6 問い合わせ先
    山陰海岸ジオパーク推進協議会
    〒668-0025 兵庫県豊岡市幸町7-11(兵庫県豊岡総合庁舎内)  電話:0796-26-3783